La Palette News Letter VOL.128

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La Palette News Letter VOL.128  2024/6

おかげさまで創業30周年!

お陰様で今年6月に創業より30年を迎えることが出来ました。

これはひとえに皆様方にご愛顧頂き、支えて頂いた 賜物で心より御礼を申し上げます。

1994年6月に「武蔵スタジオ通り」に面したテナントビルの1階に「ラ・パレット」を独立開業しました。
開業時はまだスタジオ通りという名前はなく、エムザ の裏通りでしたが夫婦2人で製造も販売も行い、オーブンやミキサーなどの製造機械等にこだわっていたこともあり、借入金が多く返済や家賃が高額でしたし、ちょうど郊外に大型ショッピングモールが出来はじめたことで、街中の人出減り、順風満帆の開業ではありませんでした。
それでも美味しいと言ってくださるお客様の声に励まされ、12年間武蔵で営業を続けることが出来ました。

今でも開業当時からのお客様がご来店頂けると、とても嬉しいですし感謝の気持ちでいっぱいです。
お子様とご来店頂いていたお客様が、お孫さんと3代のご家族でご来店頂けることもあります。

独立から12年後に現在の小橋町に店舗を移転いたしました。

移転の一番の理由は、駐車場がある店舗! ラ・パレットへケーキを買いに行こうと思ったとしても、駐車しづらいことでハードルが上がってしまうの ではと考えた結果からです。 後は渋滞が少なく、分かり易い場所が良いと思い探しているときにちょうど今の場所に売土地の看板を 見つけ不動産屋さんとの価格交渉や銀行さんと交渉の末、なんとかこの場所に決まりました。

早いもので小橋町の店舗も18年!
地元の方をはじめ遠方からも多くのお客様にご来店頂いていることに感謝申し上げます。


これからもラ・パレットのお菓子が皆様の幸せな時間と共にあることを願い、精進して参りたいと思っております。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

菓子職人を志し!

石川高専に通っていた当時、姉のあっしー君とし て行った森本のカフェで、たまたま見かけたアルバイト募集の張り紙を見たことがきっかけで、そのカフェ でアルバイトを始めました。
スタッフはアルバイトも含め4~5人で、場所柄、冬 の夜とかは2人なんてことも。
アルバイトを続ける内にケーキやパスタなども作る ようになり、お客様に美味しいと喜んで頂けることに 楽しさを感じ、自分でもお店をしてみたいと思うよう になりました。
そこは当時は隠れ家的な小さなカフェでしたが、今 では金沢で知らない人はいないような有名店になっ た「ぶどうの木」です。(2022年にぶどうの森に店名 が変更になりました。)

20歳で学校を卒業し、アルバイトをいていたところ は当時は本格的にケーキを作っていなかった為、金沢市大額のフランス菓子「サンルイ」に就職させて頂 きました。
そこでは製造をシェフと2人だけで行っていたことも あり、短期間で色々なことを学ばせて頂きました。
今はお店を閉めてしまいましたが、独立の時からず っと色々気にかけてくださり大変お世話になっている師匠です。

東京でお菓子づくりを学びたいという思いを持つ ようになり、ここでは2年間働かせて頂き東京銀座の 「エルドール」というお店で働かせていただく事になりました。
35年ほど前のことですから、給料は見習いみたいな感じでとても安く。
四畳半にトイレとシンクが有るだけの部屋に住んで いました。
早朝から夜まで、深夜になり終電がなくなり帰れない日もありました。
近くのお弁当屋さんや安い定食屋さんで夕飯を済ませ、帰れない日は銀座にある銭湯 に行ってからまた仕事を続けていました。 

夕食代は500円の補助があり、助かりました!

余談ですが、いつも行っていた金春湯という銭湯が 気になって調べてみると、今でも営業していて1863年創業だそうです。
スゴイですね。
東京の銭湯は湯船のお湯が熱くて得意ではありませんでしたが、金春湯は2つの湯船で温度が変えてありました

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